こんにちは。
イライラ解消カウンセラーの大西史恵です。
私のご近所には、小学生のお子さんを持つご家庭が多いのですが、
ママ同士でよく、「宿題やった?」「まだ終わってない〜」なんて会話をよくします。
「夏休み、旅行に行く前に終わらせたいんだけど、全然やる気なし。」
「うちなんて、言わなかったら絶対に宿題しないよ!」
「ゲームして、遊びに行って、テレビ見てばっかりで、こっちがイライラする」
「後で大変になって、泣かれてもね〜」
などなど、宿題問題は日常的に出てきたりします。
なかなか宿題をしようとしないお子さんを見ていると、イライラしてしまったり、宿題のことでケンカになったりして、親の方が疲れてしまう。
我が子のやる気スイッチが分からない。
そんなこと、ありませんか?
でも、夏休みは、お子さんの宿題への取り組み方を改善するチャンスです。
なぜなら、夏休みの宿題は期限提出までに時間があるので、いつものように「明日までにやらなきゃいけない」と、焦らなくてもいいから♪
学校は「宿題をさせてください」と親への協力を求めます。
でも、どうやって宿題をさせるかや、子どものやる気スイッチの入れ方までは、教えてくれません。
せいぜい、「褒めてあげてくださいね、応援して、勇気づけてあげてください」と言われるくらいです。
それはそれは、もう、王道なのですが、褒めるって結構難しい。
というか、宿題やらないんだから、褒めるタイミングなくない?!って感じになりませんか?
そこで今日は、
「褒めるタイミングはそこじゃない!?なかなか宿題をしないお子さんにイライラするときの対処法」
をお伝えします。
お子さんが宿題をやらない理由は、
宿題よりやりたいこと、楽しいことがあるから!
そりゃ、楽しいことがやりたいです。
でも、宿題も大切、やらなきゃいけません。
「遊びに行くのは宿題をやってから」と約束させたとしても、
我が子が宿題を終える前に、早く宿題を済ませたお友達が来てしまったら、困ってしまいますし、
帰ってきてからやる!と約束しても、帰宅後にやらないことだってあります。
それが何度もあると、本当に親としては困るし、イライラの元になったりしてしまいます。
そんなお子さんは、何を言われても、宿題をしないで先生に怒られても、気にしない!メンタルがタフなタイプかもしれません。
でも、遊びなどの「自分がやりたい!楽しい!」ことは素直にやるタイプとも言えます。
ということは、宿題はイヤ!から、宿題も楽しいかも!になってしまえばいいわけです♪
でも、勉強自体は、そんなに楽しいものでもないので、
環境や、ほかの力が必要になってきます。
宿題が楽しくなるような環境や気分を、親の声がけによって作ってあげる感じです。
どんな環境・気分を作るのかというと・・・
・宿題をすると、なんかいい気分になる
・勉強をすると、いいことがある
・いい気分になったら、宿題もしちゃう(これは、上の三つとは異なるアプローチですが、ここが重要だったりします)
・遊びなどの楽しいことを、やめるきっかけを作ってあげる
この4つが軸になります。
勉強より、ほかの遊びなどを優先するお子さんには、
いきなり「宿題は?」と声をかけるより、
今やっていることについて一言コメントしてあげてから、勉強について話す方が、お子さんの耳にすんなり入ります。
例えば、ゲームをしているなら、「今日は何やってるの?」「アイテムいくつゲットした?」などと、声をかけます。
ちょっとゲームの話をして、
で、ここで褒めますよ〜!!ゲームの流れですが、ここです^^
「ゲームセンスあるよね!」
「もうそんなにゲットしたんだ!すごいね〜」
などと言ってみます。
褒めるところは、宿題じゃなく遊びの方です!
とりあえず、いい気分にさせます笑。
次に、ゲームの内容に合わせて、
「それで、宿題はアイテム3つになったらやる?5つになったらやる?」
と、どちらかになったら宿題をやる”選択”をさせます。
まあ、「5つ」かな笑。
人は、何かをしなさいと強制されるより、自分で選んでやることにしたことの方が、やる気が出ます。
ここでは、宿題をやる前提で、どちらを選んでも宿題はやることになるという選択肢を用意してあげる必要があります。
宿題をやる・やらないの選択ではなく、「いつやるのか」や「どこでやるのか」などを選択させてあげるのがポイントです。
「いつやるの?」や「ゲームの後で宿題やろう」という声がけとは、ちょっと異なります。
そんな風に選択をさせたら、
「じゃあ、5つ取るまでゲームがんばって!5つ目に何をゲットしたか教えてよ〜」
と、ゲームを一区切りさせるきっかけを作ってあげます。
あとは、お子さんの自己申告になるので、どこまで正直に言ってくれるかは未知ですが、お子さんの気分は悪くならないはずです。
この、最初から ”いい気分で” 宿題に向かわせる、というのはとても重要です。
言い合いになって、気分が悪くなったら、たとえ宿題をやり始めたとしても、他のことが気になって集中できなかったり、やたら時間だけかかってしまいます。
急がば回れな方法ですが、いい気分で取り掛からせたほうが、早かったりします。
そして、本当に「アイテム5つゲットしたよ」と教えてくれたら、褒めます!
「わー、すごい!やったねー。教えてくれてありがとう!」と褒めます笑。
そして、
「宿題は国語と算数、どっちやる?」と聞きます。
「国語」と答えたとしたら、
「国語ね!宿題、自分からやろうとして偉いじゃん」とまた、褒めます。
「ワークと自由研究、どっちにする?」とか「宿題、どこでやる?リビング?自分の部屋?」
と言った具合に選択させて、自分で選んでやっていくんだ、と実感させます。
選択したら、一言褒めます。「ワークいいね!」くらいに言ってあげます。
その後、宿題をやっている間、まあまあ字が汚くても、計算間違ってても、そこはスルーして、
「おー、やってるね、いいね」
「頑張ってるね」とプラスな言葉を言います。
どんだけ欲しがりなんだー!!と思いますが、
そうすると、脳の中で「なんかいい気分」となり、「宿題=なんかいい気分」となって、
「宿題=楽しいかも!」という回路ができていきます 。
さらに、「宿題=楽しい」を定着させるために、終わったら褒めたり、
一緒におやつを食べるとか、外へ遊びに行くなど、
「楽しい事が待っていたー!!」という流れにしてあげると効果が出ます。
宿題は、できれば早めに終わらせて欲しいし、いつものようにどんどん後回しになると、親子共にイライラする原因になってしまいます。
「またゲームしてるの?宿題は?」「遊びに行く前にやりなさい!」
と、言いたくなります!本当に!!
でもだからこそ、こんなやりとりは、もう終わりにさせたい!とも思っていませんか?
夏休みなので、いつもと違った”声がけ”をしてみるのも、1つの方法です。
別に、今日は宿題をしていなくても、明日があります。
毎日じゃなくても、ママが余裕のあるときだけ、声のかけ方を気にしてみれば十分だと思います。
余裕のない時、疲れている時は、お子さんとケンカしたり、怒鳴ったりするのもオッケー^^
親子でやりあって、ぶつかり合うのもいいと思います!
最後に、声がけの例をいくつか載せました。
参考にしてみてください♪
●「宿題やりなさい」の代わりに・・・
・「今日の宿題なあに?」
・「今日はどんな宿題やるの?」
・「ママ、宿題の丸付け楽しみだなー」
・「遊びに行く前に宿題する? 帰ってきてからにする?」
・「おやつ食べる前に宿題する? 食べてからやる?」
●褒めるタイミングは、早め早めで・・・
・「お友達と遊ぶのいいね」
・「元気に遊ぶのいいね」
・「ゲームうまくなったね」(皮肉かっ!って思いますが^^;)
・「テレビ(ゲーム等)約束通り30分でやめて偉い」
●宿題をちょっとでもやる姿勢を見せたら・・・
・「宿題やろうとしてすごいじゃん」
・「自分から宿題やろうとしていいね!」
●宿題をやり始めたら・・・
・「(ちょっとくらい汚くても)字が上手」
・「字が上手になったね!」
・「きれいに書くようになったね」
・「がんばってるなー」
間違ってることに気がついても、とりあえず終わるまでは指摘しないで見守ります。
●宿題が分からないとかで、イライラし始めたら・・・
・「1人でやろうとして偉いよ」
・「大丈夫大丈夫」
・「難しいところは、10秒考えて後回しにする?それとも30秒?」
・「一緒にやってみる?」
・「とりあえず、アメちゃん一個あげる」
●宿題が終わったら・・・
・「頑張ったねー」
・「やり遂げたね、お疲れさま」
・「今日の宿題終わってすごい」
・「アイス食べちゃう?」
子育ては、なかなか上手くいかないなぁと思っていても、ある日突然変わった!とか、だんだんと良くなっていった、ということがあります。
でも、早く変化したいなぁ、上手くいかないな、と悩んだら、お気軽にコメントくださいね。
こんなに下まで読んでいただき、ありがとうございました!
お返事ありがとうございます!
目からうろこです!
体の感覚が不快に感じる、、、。
そんなことがあるのかと!!!
今まで、息子の気持ちを宿題に向けることしか考えていませんでした。
どうやってやる気にさせようか。。。と。
体の不快な感覚を嫌がっている、、、。
なるほど!!今日から早速チャレンジしてみたいと思います。
子供の言葉のなかに解決のヒントがあるなんて気がつきませんでした。
グズグズ言っているだけ(^_^;)と思って私は子供の伝えたいことにに耳をかさなかったんです。。。
こちらの言うことばかり聞かせようとせず、彼の訴えをよく聞いて解決のヒントを見つけたいと思います。
うちは、子供が多く上は中学生、下には赤ちゃんまで居るので、宿題を見てもらうよりも、甘えたい、抱っこして欲しいという気持ちも強くあるだろうなーと思います。
心に余裕をもって一人一人を大切に育てていきたいです。
またいき詰まったら、こちらのサイトでヒントを見つけたいと思います(*^^*)
本当にありがとうございます。
初めまして、小学生 宿題 泣く で検索し、ここへたどり着きました。
コメントをしていいものか迷いましたが書かせてください。
愚痴みたいなものです。すみません。
1年生の息子が宿題を始めとして、自分の嫌なこと、苦手なことにたいして全くやる気を見せません。
全てをシャットアウトしてしまって、何とかやらせようと、頑張る気にならせよう!と、あの手この手で声をかけたり物でつったり 怒ったり 最後には叩いたり 脅したり。。。最終的には虐待だなっていつも思うんですが。。。
でも、全く動かず。泣くだけ。
子供もやらなきゃと思っている でもやりたくない。怒られたくない。でもやりたくない。
やらない。で、怒られる。泣く。
いつも怒らない主人も必死でやらせようと声をかけてもダメ。。。
日に日にエスカレートして、私はもうお手上げで、どうしたらいいかわかりません。
子供に、ひどいことばかり言ってしまい、宿題宿題宿題。。。。終わらない、やらない宿題地獄に
本の一冊を読んであげる時間もありません。
ひどいことを言った自分が嫌いで後悔しかないのにに今日こそはやるかも!!頑張れるかも!昨日、明日はやるって約束したし!とまた期待してしまうんです。
宿題以外にも基本的に本人がやりたいことしかやりません。。。学校生活は今はなんとかやっていますが、1年生だから仕方ないって多目に見られている部分も大きいと思います。
この先が怖いです。
子供に聞いても、やらなきゃって解ってるけど出来ない。体が熱くなる。嫌な気持ちになる。等言ってだめです。。。
いつも怒られると泣いてそのまま寝てます。
夜は20時半~21時までには寝かせてますが、宿題が終わらず遅くなることもあります。
宿題やらないせいで、家族みんなの時間がなくなってる状態です。。。。
ブログ読んでいただき、ありがとうございます^^
素直なお気持ちのコメント書いていただきよかったです。
嬉しいです。
子育て、毎日がんばってらっしゃいますね!
お子さんへを大切に思っているからこそのお悩みです。
そんなにご自分を責めないでくださいね。
まず、小学1年生というのは、年齢的にもまだまだ自分のやりたいことが第一ですし、
我慢してやるのは難しい時期です。
なので、やりたくさせるような対応が必要になってきます。
その方法もお子さんによって様々なのですが、
ここでお子さんがとても重要なヒントを言ってくれてます!!
「やらなきゃって解ってるけど出来ない。体が熱くなる。嫌な気持ちになる。」
体が熱くなって不快だ、嫌な気持ちになるのが不快だと教えてくれていますね。
お子さんは、体の感覚が不快になることが嫌なタイプかとお見受けしました。
そういうお子さんは、触覚が鋭いので、気持ちいい感覚を作ってあげると、
気分が良くなり、嫌なこともできてしまったりします。
例えば、
・抱きしめる
・抱っこする
・頭をなでなでする
・ふわふわしたもの(ぬいぐるみやタオルなど)を触らせる
・暖かい(または冷たい)おしぼりを渡す
など、体の感覚を変えるようなことをしてあげるのが効果的です。
お子さんの場合は「体が熱くなる」とおっしゃっているので、
抱きしめてあげて、冷たいおしぼりを渡して、
「これで顔を拭いてごらん」と言ってあげてみてください。
冷たいのを嫌がったら、もちろん暖かいおしぼりで構いません。
宿題のことは一旦置いておいて、
まずはお子さんの気分が良くなるようなことをしてあげてみてください。
お子さんは、言葉で勇気づけるより、
ただ黙ってそばにいてくれるだけでよかったり、
手を握ることや、ちょっと抱っこすることの方が、
気持ちが落ち着くのかもしれません。
まずは試してみてくださいね。
そして、違ったらまた違う方法を考えましょう!
あとは、こちらの宿題の記事でも、
いろいろな対応法を書いているので、参考にしてみてください。
「小学生の子ども、宿題がイヤでなく・怒る・かんしゃくを起こしてイライラの対処法」
http://fumieonishi.com/kosodate-kansyaku-272
虐待してるだなんて思わなくていいんですよ、
一生懸命やっているということです。
そもそも、お子さんのことを思っていなかったら、
こんな風に悩みません。
放置して気にせずにいると思います。
こんなに一生懸命で、
本も読んであげたいのにと思ってるお母さんは、
とっても素敵ですよ!
また、何かありましたら、気軽にコメントくださいね。
応援しています^^